タイトルはイマイチだけど面白い!
作家:木下昌輝
書名:宇喜多の捨て嫁(文庫本)
発売:2017年4月
発行:文藝春秋
値段:740円(ブックオフで中古420円)
頁数:380
読書日:2020年1月31日~2020年2月8日
最近好きな作家さん。本の題名からしてもしかして和田竜の「村上海賊の娘」みたいな感じで嫁さんがメインなのかと勝手に思って読みだした。
娘の目から見た直家、主家浦上宗景やその倅からみた直家、主家の敵の家臣から見た直家と視点を変えての描写が読むほどに気持ちいい。
この本は、宇喜多直家のストーリーだ。特に興味も全く無い武将だったがもう少し気にかけてみよう。
そうそう、官兵衛がほんの一瞬だけ登場する。余談だが、Wikipediaによると以下の作品がある。
【映画】トヨエツと吉川晃司&官房長がいい味出しています。
タイトル:必死剣鳥刺し
監督:平山秀幸
原作:藤沢周平
劇場公開:2010年7月
Amazon Prime Videoでなにげに視聴。思いの外良かった。トヨエツと吉川晃司は殺陣がいいな。それに小野田官房長の悪役も良かった。最後の最後にトヨエツに成敗されちゃったけどね。
なかなか素敵な若きボンボン戦国大名の人生
作家:秋山香乃
書名:氏真、寂たり
発売:2019年9月
発行:静岡新聞社
値段:2090円(ブックオフじゃないよ)
頁数:480
読書日:2020年1月1日~2020年1月5日
今川氏真には全く興味がなかったが(親父さんの今川義元にさえ「なんだかなぁ~」というイメージしかもっていなかったんだけどね~)、作家が秋山香乃だということと、NHK大河ドラマの「おんな城主直虎」で歌舞伎役者の尾上松也って人が演じていて、遊び呆けて家をつぶしたバカ殿さまというイメージだったのが記憶にあったから。
読んでみてとても面白かった。小説なんで結構フィクションだったり盛っていたりするのかもしれないけど嫌いではない生き方。めちゃめちゃ剣豪・剣聖って設定がいい。本当にそうだったんだろうか? ちょっとカッコいいかも、、、
ちなみにだけど、旦那さんが同じく作家さんで 鈴木英治さんって人らしいんだけど「義元、遼たり」 って本を同じ時期に出している。こっちは今の所購入予定なし。