山田風太郎の明治物はすげーな。
著者:山田風太郎
書名:明治波濤歌(上)(山田風太郎 明治小説全集9)
発売:1997年9月(作品そのものは1970年代みたい)
発行:筑摩書房(ちくま文庫)
値段:1,320円
頁数:429ページ
読書日:2020年6月8日~2020年6月24日
明治小説全集の9巻目。
- それからの咸臨丸
- 風の中の蝶
- からゆき草紙
これも、3篇とも面白かった。繋がりはまったくない。
特に「からゆき草紙」が良かった。樋口一葉が登場するんだけど正直樋口一葉に興味は全く無く本も読んだことはなく「にごりえ」だの「たけくらべ」だのって名前だけは国語の時間にでも習ったのか覚えていた。
山田風太郎の小説は、当然どれもこれもフィクションなんだけど、登場する人物が本当にこんな人だったんじゃあと思えるようになるから不思議。
さて、下巻に突入しよう。