山田風太郎の明治物はすげーな。
著者:山田風太郎
書名:明治波濤歌(上)(山田風太郎 明治小説全集9)
発売:1997年9月(作品そのものは1970年代みたい)
発行:筑摩書房(ちくま文庫)
値段:1,320円
頁数:429ページ
読書日:2020年6月8日~2020年6月24日
明治小説全集の9巻目。
- それからの咸臨丸
- 風の中の蝶
- からゆき草紙
これも、3篇とも面白かった。繋がりはまったくない。
特に「からゆき草紙」が良かった。樋口一葉が登場するんだけど正直樋口一葉に興味は全く無く本も読んだことはなく「にごりえ」だの「たけくらべ」だのって名前だけは国語の時間にでも習ったのか覚えていた。
山田風太郎の小説は、当然どれもこれもフィクションなんだけど、登場する人物が本当にこんな人だったんじゃあと思えるようになるから不思議。
さて、下巻に突入しよう。
【コミック】全く飽きない面白さ!
著者:さいとうたかお
書名:ビッグコミック SPECIAL ISSUE 別冊 ゴルゴ13 NO.208
発売:2020年6月13日
発行:小学館
値段:482円+税
頁数:340ページ
読書日:2020年6月13日~2020年6月14日
3か月に1回の恒例のお楽しみ。今回も期待を裏切らないゴルゴ
40年近く読んでいるが飽きない。世界情勢はゴルゴで勉強する。
今回のお題は、
- i-Construction
- 英雄は、風の中で眠る
- 国交回復の朝
最初のはゴルゴの物語にちょくちょく出てくる日本人記者がCIAの友人と狙撃の謎を解く
次のやつは危機に陥ったゴルゴが現地で依頼を受け仕事を遂行するって話
最後のは、これもよくある定番のお話
そして最後のページには次回の予告があり、また次も買わなきゃならないなと思う。
明治の著名人の細君、、、凄い、、、
著者:山田風太郎
書名:エドの舞踏会 (山田風太郎 明治小説全集8)
発売:1997年8月(作品そのものは1970年代みたい)
発行:筑摩書房(ちくま文庫)
値段:1,210円
頁数:429ページ
読書日:2020年5月15日~2020年6月8日
明治小説全集の8巻目。 西南戦争が終わって、大久保利通も殺されその何年か後の話。 後の海軍大将や総理大臣を努めた海軍少佐山本権兵衛がストーリーを進めていく。アシスタント役に会津藩家老山川大蔵の妹であり日本初の女子アメリカ留学生の一人である大山捨松。
この二人が鹿鳴館で開催される舞踏会に時の権力者・有力者の奥方を訪ねて出席をお願いするあたりからそれぞれの物語が始まる。その権力者・有力者は、井上馨、伊東博文、山縣有朋、黒田清隆、森有礼、大隈重信、陸奥宗光、ル・ジャンドルとそうそうたるメンバー(でもル・ジャンドルは初めて聞く名前だった)。
読む前は、想像もつかなかったが読んでみたら面白い。権力者・有力者も悪どかったりぶっ飛んでたりするが、案外いい人で魅力的なのだが、その奥方もまたそれ以上にもの凄く魅力てきだ。強く、優しく、逞しい。
権力者・有力者の細君は芸者・遊女出身の女性が多いが、物語の中で山本権兵衛の上司西郷従道(関ジャニ∞の人)が言う、「男は、元の身分がいやしいと、いかに出世しても、その人相にそれが残る。どころが女性は、貴族になったら、みんなみごとに貴族になる。」と。
自分的には誰が一番印象深かったかなあ、、、?森有礼の奥方か、ル・ジャンドルの奥方か、、、いや陸奥宗光の奥方も捨てがたい。
まあとにかくこれは本当に面白かった。読み終わったとジワッと余韻が来る。山田風太郎、すごい。
明治の著名人の細君、、、凄い、、、
著者:山田風太郎
書名:エドの舞踏会 (山田風太郎 明治小説全集8)
発売:1997年8月(作品そのものは1970年代みたい)
発行:筑摩書房(ちくま文庫)
値段:1,210円
頁数:429ページ
読書日:2020年5月15日~2020年6月8日
明治小説全集の8巻目。 西南戦争が終わって、大久保利通も殺されその何年か後の話。 後の海軍大将や総理大臣を努めた海軍少佐山本権兵衛がストーリーを進めていく。アシスタント役に会津藩家老山川大蔵の妹であり日本初の女子アメリカ留学生の一人である大山捨松。
この二人が鹿鳴館で開催される舞踏会に時の権力者・有力者の奥方を訪ねて出席をお願いするあたりからそれぞれの物語が始まる。その権力者・有力者は、井上馨、伊東博文、山縣有朋、黒田清隆、森有礼、大隈重信、陸奥宗光、ル・ジャンドルとそうそうたるメンバー(でもル・ジャンドルは初めて聞く名前だった)。
読む前は、想像もつかなかったが読んでみたら面白い。権力者・有力者も悪どかったりぶっ飛んでたりするが、案外いい人で魅力的なのだが、その奥方もまたそれ以上にもの凄く魅力てきだ。強く、優しく、逞しい。
権力者・有力者の細君は芸者・遊女出身の女性が多いが、物語の中で山本権兵衛の上司西郷従道(関ジャニ∞の人)が言う、「男は、元の身分がいやしいと、いかに出世しても、その人相にそれが残る。どころが女性は、貴族になったら、みんなみごとに貴族になる。」と。
自分的には誰が一番印象深かったかなあ、、、?森有礼の奥方か、ル・ジャンドルの奥方か、、、いや陸奥宗光の奥方も捨てがたい。
まあとにかくこれは本当に面白かった。読み終わったとジワッと余韻が来る。山田風太郎、すごい。
【映画】キャスティングって大事だな、、、とても。
タイトル:天涯の貴妃(おんな)
監督:橋本一
脚本:高田宏治
原作:井上靖『淀どの日記』
出演者:和央ようか、富田靖子、寺島しのぶ 他
音楽:海田庄吾
主題歌:Sowelu「光」
配給:東映
公開:2007年12月22日
上映時間:128分
製作費:10億円
興行収入:4.5億円
amazon primeで最後まで見たが、個人的にはイマイチな映画だった。
どこが、、、
- 主演の女優さんと富田靖子、寺島しのぶの浅井三姉妹がちょっとどうかなと。高島礼子をどれかにあてれば良かったような、、、。
- 松方弘樹はとても好きな役者さんだが織田信長ではない。徳川家康にすればよかったか。
- 中村獅童は徳川家康ではないな。
- 真田幸村、全然カッコよくない。
- 本多正信は何だか軽い感じ。
- 秀頼や大蔵卿局の死に方はちょっといかがなものかと
- 井上靖の小説を読んだことがないんであれなんだけど
良かったところ、、、
制作費10億円で興行収入4.5億円ってことは大ゴケだったってことだよね。これではそうかもな内容だ。 ちょっとコメントしづらい映画だった。
一応amazonの解説
織田信長の妹であるお市と武将・浅井長政の長女として生まれた茶々。 浅井長政が織田信長に滅ぼされた後、母と二人の妹たちと織田家の 重臣・柴田勝家の元に身を寄せた茶々だが、羽柴秀吉に攻められ、 母は勝家とともに自害。秀吉の囚われ人として暮らす三姉妹だったが、 妹たちは嫁ぎ、残された茶々は彼女を見初めていた秀吉の側室となる。 茶々にとって秀吉は両親を死に追いやった憎き仇で復讐の意を決していたが、 無邪気に自分を愛する彼の心情に触れ、その世継ぎを生むのだった。 やがて秀吉が死に、天下の趨勢は、、、
面白い推理小説!さすがは山田風太郎。
著者:山田風太郎
書名:明治断頭台 (山田風太郎 明治小説全集7)
発売:1997年8月(作品そのものは1970年代みたい)
発行:筑摩書房(ちくま文庫)
値段:840円(ブックオフで500円弱)
頁数:440ページ位
読書日:2020年4月6日~2020年5月14日
明治小説全集の7巻め。「明治断頭台」。 これは明治維新後1年後くらいからの物語。まだ警視庁はなく、弾正台っていう警察組織がある。そこの大巡察(今だと部長クラス?それとも課長クラスか?)の香月経四郎と久しぶりに登場の初代警視総監・川路利良が部下のクズ邏卒(今だと巡査?)を使い事件を解決する。1巻2巻の「警視庁草紙」の10年くらい前の物語。
これは推理小説だ。いくつかの事件を解決しながら最期の事件で完結する。謎解きは実に奇想天外な方法。人によっては「くだらん」と言うかもしれないような話だが山田風太郎らしい感じがする。
事件1: 弾正台の邏卒の一人(係長クラス?)が殺されてその謎を解く。
事件2: 幕末の戦犯、老中・唐津藩 小笠原 長行(おがさわら ながみち)の家老の一人が殺された謎を解く。
事件3: 明治の黒幕、岩倉具視の影の懐刀が殺されその謎を解く。
事件4: ちょん切られた足、殺された男、切腹した役人の謎を解く。
事件5: 明治の有名な不正、山城屋疑獄に関係する殺人事件の謎を解く。
事件6: 以上の事件の伏線回収をしながら解き進めていく。 あー、そうきたか。いやいや最後の最後にまた想像もしていなかった事が。
最後の事件は、個人的にはもう少し別な終わり方の方が好きだがこれはこれで納得できる。
最初の事件から最後まで謎解きの中心は異国仏蘭西から来た女性。それに5人のろくでなし邏卒(警官)とその上司たる川路利良と香月経四郎。
最後まで読み切って初めて「明治断頭台」ってタイトルがピッタリだと気がついた。
最後まで全く飽きさせない一冊だった。さて次は、第8巻か。
【映画】CIA、MI5、テロリスト、裏切り、面白い。
タイトル:アンロック 陰謀のコード
監督:マイケル・アプテッド
劇場公開:2018年4月
上映時間:98分
出演:ノオミ・ラパス、オーランド・ブルーム、マイケル・ダグラス 他
久しぶりにAmazon Prime Videoで映画。コロナコロナでTVが面白くなくて信用できなくて、人の嫌な部分が見えて、疲れるからYoutubeばっかりみていた。
一時間半だし何気に時間もあったので観てみたらやはり面白かった。
こういう映画のパターンは非常に好きだ。が、冷静に考えるとちょっと疑問符がつく。尋問官という設定だが、なんかソルジャーより強いし銃の扱いも凄い。ちょっとやそっとの訓練じゃあそこまで強くはならないような気がする。でもまあこういう映画は深く考えてはいけない。
犯人っていうか敵は誰かってのはもうすぐ分かるパターン。「はい、こいつが犯人ねー」っていうくらい分かりやすい。
主演の女優さんは「プロメテウス」の人、脇役の悪党ソルジャーは「パイレーツ・オブ・カリビアン」の人だ。
また時間があったらAmazon Prime Videoで映画を観よう。
以下は、wikipediaよりパクリ
アリス・ラシーンはかつてCIAの凄腕尋問官だったが、ある容疑者を尋問で完落ち(アンロック)させられず、パリでのテロ事件の発生を止められなかったことにショックを受けて引退、ケースワーカーとしてロンドンで静かに暮らしていた。
そんなある日、アリスはバイオテロ計画の容疑者を尋問するためとして、CIAに呼び戻される。アリスはかつてのように巧みな尋問で容疑者をアンロックに追い込むが、昔の同僚からの連絡でそれが罠であることを知らされる。さらに内部に裏切り者がいることを知ったアリスは、元海兵隊員ジャック・ オルコットの協力を得て、その摘発とテロの阻止に奔走する。